Lesson 1

カスタムGPTs作成入門

自分専用AIアシスタントの作り方

カスタムGPTsは、特定の用途に特化したあなただけのAIアシスタントを作成できる強力な機能です(ChatGPT Plus会員限定)。

カスタムGPTsでできること

  • 特定の役割・専門性を持たせる
  • 特定の知識ベースを組み込む
  • 独自の指示やルールを設定
  • 他のユーザーと共有可能
1

GPT Builderを開く

ChatGPTの左サイドバーから「Explore」→「Create a GPT」をクリック

2

GPTの目的を設定

どんなタスクを支援するGPTにしたいか、会話形式で指示します

3

名前とアイコンを設定

GPTの名前、説明、アイコンを設定してブランディング

4

指示を詳細に設定

「Configure」タブで、詳細な指示やルールを記述

5

公開・共有

自分だけで使うか、他のユーザーと共有するかを選択

実用的なGPTs事例

📝 議事録マスター

会議の音声やメモから、構造化された議事録を自動生成

✍️ コピーライターGPT

ブランドトーンを学習し、一貫性のあるマーケティングコピーを作成

💻 コードレビュアー

社内のコーディング規約に基づいたレビューを実施

📚 学習アシスタント

特定の学習教材に基づいて質問に答え、理解度をチェック

このレッスンの重要ポイント

  • カスタムGPTsで業務効率がさらに向上
  • 特定タスクに特化させることで精度アップ
  • チーム内での共有で組織全体の生産性向上
Lesson 2

プロンプトエンジニアリング深掘り

システムプロンプト設計

システムプロンプトは、AIの振る舞いを根本から制御する強力な手法です。

システムプロンプトの構造

## 役割 あなたは[専門分野]の専門家です。[経験年数]年の実務経験があります。 ## 目的 ユーザーの[目的]を達成するために、[方法]で支援します。 ## 制約条件 - [制約1] - [制約2] - [制約3] ## 出力形式 [希望する出力形式の詳細] ## トーン [希望する口調や雰囲気]

マルチターン対話設計

複雑なタスクを複数のやり取りで段階的に進める設計手法です。

マルチターン対話の例

【1回目】 「[プロジェクト名]の企画書を作成したいです。まず、全体の構成案を5つの章立てで提案してください。」 【2回目】 「第1章の詳細な内容を、見出しと各セクションの要点を含めて展開してください。」 【3回目】 「第1章の文章を実際に執筆してください。専門用語には注釈を付けてください。」

このレッスンの重要ポイント

  • システムプロンプトで一貫した振る舞いを実現
  • マルチターンで複雑なタスクを段階的に処理
  • プロンプトの構造化で再現性を高める
Lesson 3

AI活用の落とし穴と対策

セキュリティ・プライバシー

⚠️ 絶対に入力してはいけない情報

  • 個人情報(氏名、住所、電話番号等)
  • パスワードやAPIキー
  • 未発表の機密情報
  • 顧客の機密データ
  • 社内の機密文書

✅ 安全な使い方

  • 個人情報は伏せ字や仮名に置き換える
  • 機密情報は一般化・抽象化する
  • チャット履歴のトレーニング使用をオフにする
  • 定期的にチャット履歴を削除する

著作権・倫理的配慮

⚖️ 著作権

  • AI生成物の著作権は不明確な場合がある
  • 商用利用時は慎重に検討
  • 既存作品の模倣に注意

🤝 透明性

  • AI使用の事実を明示
  • 完全に自作と偽らない
  • 重要な判断は人間が最終確認

ハルシネーション対策

AIが事実でない情報を「もっともらしく」生成する現象への対処法。

1. ファクトチェックを怠らない

特に数値、日付、固有名詞は必ず確認

2. 情報源を求める

「どこからその情報を得ましたか?」と確認

3. 専門家の監修を受ける

重要な文書は人間の専門家が最終確認

4. 複数の回答を比較

同じ質問を複数回して、一貫性を確認

依存しすぎない使い方

✅ 良いバランス

  • 下書きや叩き台として活用
  • アイデア出しのパートナー
  • 作業の効率化ツール
  • 学習のサポート役

❌ 避けるべき使い方

  • 思考停止してAI任せ
  • 確認なしに重要な判断
  • 創造性の放棄
  • 学習機会の喪失

このレッスンの重要ポイント

  • セキュリティとプライバシーは最優先事項
  • ハルシネーションは必ず起こるものと認識
  • AIは道具であり、最終判断は人間が行う
  • 倫理的な使用を心がけることが重要

全ステージ完了おめでとうございます!🎉

あなたは今やAI活用のプロフェッショナルです。学んだスキルを実務で活かし、継続的に改善していきましょう。

完了 100%
習得したスキル マスター
リソースを見る チャレンジに挑戦